赤いスカート。
今日も彼女は悲しそうだけれど。
(続き)
このシリーズは "Tay: What I really want to shoot." と同じ場所、
同じような時間帯で撮影した。
遠くにいた台風が連れてきたらしい暑さに午前中から音を上げていた。
ブログの下書きは撮影後数日経ってから取り掛かっているのに
気分的には然して改善していない。
下半身をしっかりガードした上での赤いスカート。
撮影が終わったら T シャツもスカートも着せっぱなしにはしないのだけれど。
はっきりした色合いに幾ばくかの薬効を期待していた。
その効果はともかくも
彼女の唇の色にスカートが似合っていた。
何の疲れがた溜まっていたのか2時間近くグッタリ昼寝した。
こんなに眠ったら、夜中に目が覚めて困るのが分かっているから
昼寝する習慣はなかったのに。
朦朧とした頭で、
情熱の薔薇や情熱の花の歌詞を思い出してみる。
ここ数日、嫌な夢に魘されていた。
辞めてしまった仕事に繋がるような、或いは繋がらないような
ひどく疲れる夢だった。
上はいつも撮影場所にしている西の窓。
光が翳ってきたのを確認して家を出た。
外にはセイタカアワダチソウの群落を揺らしてゆく西の風。
花瓶に水をあげましょう 心のずっと奥の方。
ブルーハーツの歌が聞こえる気がした。