戻ってきた暑さに負けたのか、節々が痛み、少しばかり臥せっていた。
そんな時に限って良い光を見つける。
同じようなことがあった前と同様に
その光をこの子と一緒に残しておくことにした。
(続き)
積み上げた青い敷布団を傾いた陽射しが照らしていた。
ありふれた日常の光景なのに、
私には特別な意味が有るように思えた。
早朝、長い坂道の上の、明るくなってきたばかりの東の空、
黒い雲が巨大な動くオブジェのように見える時があって、
暫く立ち止まって見詰めてしまうのも
同じような感覚からだ。
無駄の積み重ねばかりしてきたのではないか_という後悔とも
不安ともつかない
どうしようもないような切なさ。
それを振り払う特効薬がないのはもう充分に分かっている。
静かに時間が過ぎていくのを待つしかない。
その間、闇を照らす光の美しさに心惹かれるのは
寧ろ当然のことなのだ。
乃木坂の新曲もいいなぁと思っている。
実際に歌っている姿は
TVでもなかなか見せてもらえないのだけれど。