先日の "Yuzuki: The charm of dark green" の続きを
Yui_唯 に代えてやってみた。
ドールとしての持ち味が違うし、撮影した場所も変えているので、
続きとは言えないのかもしれないが。
(続き)
撮影場所に使った部屋は北東の方角に位置する納戸。
北と東に向いた窓はあるが、小さなものであるし、
冬の寒さは格別であるため、
居室には向かないと判断されたのだろう。
しかし、自室にするかどうか最後まで迷った。
この部屋の低い天井部分に一か所、天窓が切られていて、
その下で寝転ぶと空が見える。
雲の流れていく様子や星空を見上げながら眠ることができるのは、
なかなかに魅力的に思えたのだ。
しかし冬の寒さは懸念されたとおり。
結局は最初の説明に従って納戸扱いの部屋となり、
雑多なものを押し込める場所になっている。
北向きの狭い部屋ながら、天窓があるため一日中明るく、
部屋の中には影が生まれにくい。
一度、中嶋清八ドールで下のような画像を撮影したことがある。
"Akiko: Another room in the mirror" 2018/05/27
天窓の向こうに太陽がある時を狙ったものだが、
私の好みの画像はなかなか撮りづらいことが分かり、
ここでの撮影は半ば諦めていた。
それを今回試みたのは、新調したミニドレス姿の
全身撮影に失敗したことが理由として大きい。
いつものカウンターチェアに座らせるのが難しく、
さりとて、この子を立たせての撮影も恐ろしくて、
あれこれ逡巡したあげくに、天窓を見上げる位置に寝かせてみることにした。
瞳に光が入るとぐっとイキイキしてきますね。
Twitter で頂いたコメントを思い出したからでもあるし、
夕珠を撮影した場所まで運ぶのが、重くて大変だと感じた所為でもある。
確かにトップライトの輝きが入った瞳は美しい。
しかし、何とも言いようのない居心地の悪さを感じるのは何故なのか。
影の無い光の部屋は、
私には縁遠い場所に思えてくる。
上は普段撮影に使っている西の窓。
そしてこれは天窓だけに焦点をあわせた画像。
撮り方を工夫すれば、
この明るい部屋にも
私の好む翳の世界が生まれるのだろうか。
あれこれ試してみても面白いのかもしれない。