Yui: stoop 01

前屈み。猫背。伏し目がち。
椅子に座っていても、球体関節を繋ぐゴムの緩んだ、
どこか打ち棄てられた人形ふうの脱力感を感じてしまう。
(続き)

パニエを着けてハイカットスニーカーを履かせている。
立たせてみたらどんな感じなのか試してみたかった。
窓際の角に凭れかけさせて、怖々手を離した。
公称 160cm という身長だが、印象としてはもう少し低い感じがする。
立ち姿の基準が、私の場合、ティエラドールだからなのかもしれない。
画像がないのは、細い足首が支えている 27kg の重量が怖くて
カメラを構える余裕がなかったというのがあるし、
一旦床に寝かせようとした際、膝が変な具合に曲がりかけたのを見て
動顚してしまった所為でもある。



やっとの思いでカウンターチェアに座らせることができた。
その時にシリコンボディの匂いが強くなったように思ったのは
危ういところで抱き留めた動悸が治まっていなかった所為なのか。
購入以来、私のすぐ傍に置いていても、それほど匂わないのに、
アドレナリンなのかドーパミンなのか
そんなものが放出されていたのは私だけではなかったようだ。

肩を落として力なく座っているようにも見えるし
投げやりな悲しみともに
どこかホッとした表情も見てとれる。
このシリーズも惹きこまれるようして撮影したため
同工ながらボツにするには惜しいような画像が幾つか残っている。
日を置いて、続きを作るつもりにしている。










