(続き)
12月23日に公開した画像とは少しばかり色味の異なるシリーズ。
ここではストールの白い部分が表に出るようにアレンジしている。画面が少しばかり青褪めたように見えるのは気の所為だろうか。"Yui: be dyed in pink" にはなかった青いストールを傍に置いていることも関係しているようだ。
完成した下書きのスライドが動いていくさまを暫し眺めてみる。頭の中の何処か遠い所ではシューマンのトロイメライのようなピアノの音が響いている。年末年始、観たいと思っていた映画がいくつかあったのだが、何となくハリウッドの大作映画を観る気分ではなくなってしまった。さりとて悲しいものや小品を観たいわけでもない。動きの激しい活劇や、世界全体の流れに関わる一個人という考え方に今はただしんどさを覚える。新しく写真を撮ってみたい気持ちが起きないのも、同じようなしんどさから来ているみたいだ。