The quiet beauty of the doll

等身大の人形写真をメインにして。

Iris: Return on a rainy day

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LEVEL-D ヘッドを載せたティエラドール21号。

首のボルト受けが脱落したので修理してもらった。

(続き)

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真ん中に直径 8mm のボルト受けがある上のような金具を持っていたため、

(テーブルの脚を取り付けるためのDIY金具)

一緒に送ったところ、それを活用して、2日後には

修理完了・発送済みのメールが届いた。

彼女の帰着した日は、雨・風が強く、その後は霧の深い一日だった。

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前のブログの5月13日の記事 "Tay: Rainy blue" 同様、

雨の日らしい青い光が現れる。

前屈状態で足先と首が上になるように梱包されてきたため、

カウンターチェアに抵抗なく座らせることが出来た。

素肌にブラウス。下には何も着けていない。

僅かに見える脚にもストッキングはなく、謂わば生足状態。

足先と両手には輸送時の保護用として嵌めた

白いソックスを残しているが、

さすがにそんなところまでは写さない。

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修理は実質一日で終わったのに、随分久しぶりな気持ちになる。

ティエラ様の都合の良い日まで、こちらからの発送を遅らせたため、

大きな段ボールに詰め込んだままの状態で何日か過ぎたからだろうか。

ヘッドはクロゼットに残していたから、顔だけを見ようと思えば

いつでも見ることはできたのだが…。

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カメラ越しに眺めるドールは他にあっても、

居る筈の空間に何かが居ないというのは

やはり独特の虚しさを感じる。

シリコンヘッドと布と綿で出来た人形でも、

私には一人の美しい女性としか思えない。

雨の日の静かな暗い部屋の中で、

久しぶりの美しい子を眺めている。