（続き）
前回の記事 "Yui: There was a favorite person." の残り画像。
今日の Yui を眺めていると、一番最初のFC2ブログ「等身大人型蒐集」のことや、コメントの遣り取りをして頂いていた「カメG」様のことを思い出す。最初のブログは一応アダルト指定にしていたものの内容は現在と変わらない。木偶の坊ユーザーの「カメG」様のブログは Ameba であったため、端からアダルトはご法度。穏やかな感じの着せ替えと、それに相応しい静かな文章が特徴だった。
考えてみれば、アダルト指定にしていたあの頃の方が、寄せられるコメントは温かだった。FC2の誤凍結騒ぎでHatenaへ移り、アドレス変更やブログの分割を経て、今ではコメントのみならずアクセスも殆どないような日が続く。
それでも、ブログを書き続けているのは、「等身大人型蒐集」を始めたときと同じような気分だからだろう。３時起きで、持ち帰りの仕事に取り掛かり、家を出るのが６時前。退勤するのが１９時前後。電車を乗り継いで帰宅するのは２１時近く。その上、常態化していた休日出勤。寒風に吹かれながら、或いは夏の陽射しに焼かれて立ち尽くしながら、頭の中では、誰の目にも触れない美しい人形のことを考えていた。
職を辞したから、あのときのような焦燥感はないのだが、それでもどこかで似たような思いが続いている。
人形が持っている静かな美しさにただ憧れて、その思いを綴るしか私に策はない。
