The quiet beauty of the doll

等身大の人形写真をメインにして。

Psyche: Midday dark melody

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寝室の窓を開いて真昼の陽光を入れた。

部屋の中は久しぶりに明るくなったのだが、カメラレンズを通せば、

光が生み出した翳の深さも際立って見える。

(続き)

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何か楽器が弾けたなら…

そんな思いが頭を擡げてきて、あれこれ検索を繰り返す。

家には、妻のピアノがあり、

娘の残していったフルートとアコースティックギターがあるのに

それに触ってみることはない。

せいぜい今日のようにオブジェとして撮影するぐらいだ。

いきなりトランペットを買ってきた父のような蛮勇が私にもあれば、

検索を繰り返した内の何かを今頃手に入れていたのだろうか。

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自らの音楽が楽しめる人は、

まずその楽器の音を出してみたいと考えるところから始まるのではないか。

そこから気の遠くなるような反復練習が続き、

楽典を学ぶことになったとしても、

その響きにどれだけ魅せられているかが重要なのだろう。

いいなぁと思う楽器はあっても、

心揺さぶられる響きの裏にある積み重ねを想う時、

名手の演奏を聴くだけにしておこう_とまた尻込みすることになる。

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破れかぶれの思いに打ちのめされていても、

そこから激烈な行動が生まれてくることはない。

それは年齢の所為ばかりではなく、大なり小なり、

性格に由来しているのだろう。

頭の中で様々な思いが渦巻いていても、

傍から見れば、寝転んで、ただ上を見詰めているだけに過ぎない。

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Instagram に流れてきた真木環氏の最近の絵画作品に魅せられて、

光と影がぶつかり合う野獣のような、

それでいて、この世の一切の音が欠落した世界を夢見ていた。