(続き)
前回の記事 "Yuzuki: Light and darkness" の続き。
既に記したとおり、あまりにも暗い画像ばかりになった気がして、途中から方向転換を図ったもの。自分の好みが、どちらなのかは分からないのだが、この人形なら明るい陽射しにも似合いそうな気がしている。
前回の記事の後、人形(ひとがた)写真家ケロロ様の東スポ Web 記事を目にした。昨年9月、旧浜寺公園駅舎内での写真展でお会いしたケロロ様の穏やかな話しぶりが懐かしい。ただ、記事を読んで、私が世間一般に対して抱いている「怯え」のような感情は、より深まったような気がした。
何度か読み返す内に、何故か、映画「イージーライダー」のラストシーンが目に浮かんだ。
青い空と陽光に輝く広々とした風景。心地良い風が吹き抜けていくのに、そこに住む人々は異質なものを嫌っている。等身大ドールに対して向けられる眼差しは、いろんな人たちの努力があっても、然程変わらないように思ってしまった。