彼女は sakura doll 『No.33』
Gallery hydrangea 発行の作品証明書と共にやって来た。
(続き)
自作グラスアイ モヘア 自作衣装 とある。
https://pbs.twimg.com/media/EIJ6Ln_WsAANhCe?format=jpg&name=large
本日から廃墟がテーマの展示に参加させて頂きます。
主の居なくなった廃屋で新たな対話相手を待つ少女人形です。
gallery hydrangea 公募グループ展『森の遊園にて』
上の画像に目を瞠り、作者の言葉に惹かれた。
褐色の瞳は思っていたよりも澄んでいて、
口許には微かな笑みも。
暗い背景に馴染んでいるのは言うまでもないが、
華やかな色彩を添えても彼女には似合いそうだ。
しかし、80cm の体に何を着せてやればよいのか、
靴や靴下はどうするのか。
Elica に対してと同じ悩みをまた抱えることになった。
ともあれ、少しずつ彼女が、
心を開いてくれるのを待ちたい。
今日は梱包を解き、完全独立球の関節部分を保護していた緩衝材を取り除いて、
彼女の無事を確認しただけ。
作品番号しかなかった彼女に、予め考えていた名前を授け、
もう一度箱へ戻した。
ショートカットの女の子だから Jean 。
箱の中の、この顔を見つめながら
Daydream Believer の
Cheer up, Sleepy Jean.
というリフレインを口ずさんでいた。
しかし、あの歌の Jean は
a daydream believer の男の子なのか
a homecoming queen の女の子なのか
今もって私には、よく分からないのだけれど。