ブレザー姿の Kayla。
撮り始めてすぐにバッテリーが残り僅かであることに気づいた。
(続き)
行けるところまでいくつもりだったが、この3枚で終了となる。
続きは翌日に持ち越し。
服装は同じだが、場所も違うし、ポーズも違うのは
前日に感じた妙な違和感を払拭したかったから。
それなりに撮れている気がするのに、これではないという気持ちが続く。
Kayla を見ながら、別のことを思い描いていたからなのだろう。
擬えている対象との違いばかりが目について、
それが苛立ちに変わるのを恐れるようにシャッターを押し続けていた。
そんなふうにして残した画像は80枚 以上。
最後の方は、いつものように日が落ちて、薄暗くなった部屋で撮っていた。
今の私が見たいのは明るい画像ではないようだ。
雲の間から落ちる何本もの日脚を思い描きながら、
光の方ではなく、分厚い雲の塊の方へ意識が向いている_
撮り終わってから、そんなことを考えていた。
今日のここまでを前編とする。
残りはまた後日。
場違いな気分が少しばかり収まったような画像を集めて後編としたい。