The quiet beauty of the doll

等身大の人形写真をメインにして。

Extra edition: October 16, 2019 Osaka

f:id:glitteringrivergreen:20191017120807j:plain

「ふたりのマニエリスト 建石修志・中嶋清八 展」ワイアートギャラリー。

初日の昼過ぎに到着。この美しい子には既に売約済の印が…。

今年で人形作りに一区切りをつけるかもしれないという作者に、

人形を止めないで_とお願いしてきたが、制作を続けるか否かに関わらず、

私にとって、もう手の届かない美しい夢であることに変わりはないのだが。

(続き)

その後、晴天だったので幾つかギャラリーを巡ってみることにした。

最初に乙画廊 @oto_gallery「 DANPEN-空洞共鳴-」展へ。

f:id:glitteringrivergreen:20191017120812j:plain

f:id:glitteringrivergreen:20191017120817j:plain

f:id:glitteringrivergreen:20191017120822j:plain

f:id:glitteringrivergreen:20191017120827j:plain

銅像のように見えるものも粘土造形。

同じものを多数用意するために型を作ったが、

型を使ったから作業が楽になったわけではないし、

同じ型から出てきたものでも、

取り出した段階で既に別のものになっているというお話が面白かった。

顔は重要ではないという作者の説明も心に残った。

日頃、人形の顔ばかり見て過ごしている私には、ガツンと来るものがあった。

欠落した部分が生み出す陰影の美しさというものを初めて知った。

  • f:id:glitteringrivergreen:20191017120836j:plain
  • f:id:glitteringrivergreen:20191017120831j:plain
  • f:id:glitteringrivergreen:20191017120842j:plain
  • f:id:glitteringrivergreen:20191017120846j:plain

中之島の建物を眺めながら、「白日会関西支部選抜展」ギャラリー大井へ。

初めて行く画廊だったが迷わずに到着。

家を出る前にストリートビューや航空写真で予習したお蔭。

柔らかい秋の陽射しが心地良かったし、水の煌きも美しかったが、

水辺近くにいると大きな災厄が今にも起きそうな不安に駆られる。

お目当ては朝日夏実氏の作品。

写真撮影は不可だったのだろう。

(尋ねてみようという軽々しい雰囲気ではなかった)

静かに見ていって、ありがとうございました。と辞去した。

そこから土佐堀通りを西へ向かって歩く。

目的地は BEATS GALLERY @beats_gallery

土佐堀3丁目バス停を目印にしていたが、淀屋橋からはさすがに距離があった。

  • f:id:glitteringrivergreen:20191017120903j:plain
  • f:id:glitteringrivergreen:20191017120907j:plain

f:id:glitteringrivergreen:20191017120913j:plain

別室のコビーツではホイキシュウ氏 @hoikisyu の写真展

「あの浜の最後の日」が開催されていた。

上は頂いたフリーペーパーの「まがたま」。

出していただいた冷茶を飲みながら、ギャラリーご主人の寛ぎのコーナー、

100インチのスクリーン等を拝見している内に、

この写真展のモデル(被写体と呼ぶのか?)の 

@she_is_423 さんがギャラリーに遊びに来るという幸運に恵まれる。

一緒にやってきた御友人(?)にSNS用の写真を撮ってもらい始めたので、

私も撮らせていただくことにした。

f:id:glitteringrivergreen:20191017120857j:plain

f:id:glitteringrivergreen:20191017120852j:plain

もう少し近くへ寄れば良かったかなと一頻り後悔。

しかし、こんな機会は空前であり、絶後なのだと思う。

帰りはバスに乗って大阪駅へ。

歩き疲れてヘトヘト。

バスの制動が働く度に実感する足腰の衰え。

BORO の、あの長い長い歌の歌詞の幾つかを思い出していた。

時間が過ぎるのはあまりにも速い。

ナニヲイマサラ_なのだけれども。